家をつくるために、まず何から始めたら良いでしょうか?
皆さんが家を建てる時、まず住宅展示場へ行ってみる、あるいは知り合いの大工さ んや工務店に相談してみる、という話をよく耳にします。これも一つの方法ではありますが、まずは設計者を選ぶことが家を建てる時の最初の仕事です。しかも自分にとって最良の設計者を選ぶことです。
本来、建物を建てる場合には、法律的に設計・監理者(一級・二級・木造建築士)が必要なのです。設計者には、私たちのような設計監理を専業とする設計者のほか、ハウスメーカーや工務店等に所属している設計者もいます。それぞれの立場でその業務の内容も違います。
どういう設計者を選ぶかは、家 族全員の生活や人生のことも含め、「家をつくる目的」を改めて考えて見てはいかがでしょうか。
いずれにしても、良い家をつくるための設計者選びは重要なことです。 ただ単に技術的な処理やデザインをする技術者、あるいはデザイナーとしての付き合いだけではすみません。「家をつくる」という共通の目的に向かって、パートナーとしてのお互いの価値観や相性も大切な要素です。家をつくることは、建主にとっても 大変精力を使う一大事業です。だからこそまずは、信頼のおけるパートナー(設計者) 選びに全精力を傾けてみることをおすすめします。
『月刊ぷらざ2002年1月号掲載』回答:岡田敦志(JIA会員)
6 月 13, 2005 カテゴリー: 家づくり全般 | Permalink
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